「お前さぁ、何考えてるか知らねーけどさ、友達になろうって言ってんだからなりゃいいんじゃねーの?」


友達…。


でも…。


「私、かわいくないですよ?」

「なるちゃんはすっごく可愛いよ♪」


「泣き虫だし…」


「泣いてる海上さん見てみたいな」


「内気だし…」


「別にいいんじゃねーの?すぐに直るようなもんじゃねーだろ性格は…」


なんでみんな優しいんだろう…。


「ホントにいいんですか?」


目に涙が溜まってるのは分かってる。


だけど、それでも友達になりたい。


「なるちゃんならいいよ♪」


「そうだね、僕海上さんのこと気に入っちゃったみたいだし…」


「零は誰でもだろうが」


ほんとにいいのかな?


私だよ?


「なるちゃんは今日からオレたちの友達ね♪」


そっか、いいんだ…。


私でもいいんだ…。


「はいっ!!」


私は笑顔で答えた。


もうどうにでもなれ!!