「瑠衣、それ脅しでしょ?ダメだよそんなことしちゃ」


そう言って現れたのは、三条くんだった。


私は、夢水くんと鈴宮くんの間から三条くんを見る。


「チッ」


舌打ち!?


やっぱり怖い。


「やっぱりダメかぁ…。オレなるちゃんと友達になれそうだったんだけどなぁ」


残念と付け足して夢水くんは三条くんのいるドアまで行ってしまった。


友達…。


「まぁ、いいか…。自分で断ればすむよな…」


鈴宮くんは少し苦しそうな顔をすると二人の方へ行った。


どうして、そんな顔をするの?
どうして、告白にこだわるの?
どうして、私なの!?


分からないよ…。


3人は保健室を出ていった。


私1人、保健室の椅子にすわっていた。