ある日人魚姫は海の魔女の家を訪れ、その美しい声と引き換えに尻尾を人間の足に変えるという飲み薬を貰いました。

その時に、「もし王子が他の娘と結婚するような事があれば姫は海の泡となって消えてしまうよ」と警告を受けます。

更に人間の足だと歩く度にナイフで擦られるような痛みを感じることになるとも……。



やがて王子と一緒に御殿で暮らせることになった人魚姫。

しかし声を失った人魚姫は王子を救った出来事を話すことができません。

なので王子は人魚姫が命の恩人であることに気付きません。