「はぁ…はぁっ」 彼女は逃げていた。 逃げるのが宿命だから。 「待てっ、そっちはダメだ!いくな!」 俺は追いかけていた。 追いかけることが宿命だから。 このままじゃいけない。 彼女をこの先に進ませちゃいけない。 わかっているのに、とめることが出来ない。 だから俺は追いかける。 いつまでも、いつまでも