「にゃ!?そうにゃったか・・・」



『猫君ケガは?』



どうやらここは、どこかの路地裏みたいだ。



私は近くにあった壁に寄りかかりながら、猫に聞いた。




「・・にゃ?」



『怪我』




「にゃ、にゃんでお前普通なんだ・・!?俺は喋ってるんだぞ?」



あれ?猫君口調変わった・・?


「可笑しいだろ!普通猫が喋ってたら!」



『猫君、さっきと口調変わってない?』



「あれは、頑張って猫の泣き声をしようと・・・ってそうじゃなくて!!気味悪くないのか!!?」



そっかぁ・・あれ努力してたんだ・・・。