「にゃっ!?しまった!」




・・喋った。


今、完璧喋った。



驚きの表情で猫を見ていれば、突然その猫が走り出した。



「さいにゃら~」



そんな言葉とともに・・・・。




不思議な猫だ・・。


と、ボーっと考えていれば、その猫が目の前の道路に飛び出した。



「きゃぁ!猫っ」


誰かがそういった気がした・・・。



しかし、この時既に僕の体は動いていた・・・。


そして、最後にザワザワとした空気を感じ取り、僕は意識を手放した。