「おい白ウサギ。今どうやって起こした」


圭さんにそう言われたから、私はニコッとして


「秘密です」


と言った。


「んん…まあみ?」


「アキラ。ロビーへ行くって。だからはやく目を覚まして」


「ああ…。愛するまあみのお願いだ」


そう言ってアキラは、自分の顔を殴った。


「!?なにをしているアリス!」


圭さんが驚いたように言う。


「大丈夫です圭さん。これは、私のお願い事なので」


私は、ニコッとしてそう言った。


「さあ、ロビーへ行きましょう」


「あ、ああ…」


私たちは、圭さんの後を着いていった。