満面の笑みで、こちらを見ていた。 『あっ、リサ着替えたの?汚さないでよ?』 ヤツは、チラリとだけ視線を送ってまた私に向き直る。 ヤツの肩越しに、なぜか悲しそうに、ショボンと肩を落とすリサが見えた。 もしかして…… リサは、ヤツに見て貰いたかったのかもしれない。 なんとなくそう感じた。