「ホントだな」


勇人を見て、佑斗は優しく微笑んだ。


「ねえ、佑斗。やっぱり愛美たちに会うと元気が出るね」


しみじみと感じながら、座席にもたれかかる。


「そうだな。定期的に会いに行ったらいいよ」


「えっ?いいの?」


思わず後部座席から身を乗り出すと、佑斗に睨まれた。


「ちゃんと言ってからな」