放課後。

入部申込書を片手に、もう一方の手でカバンを振りながら、私はスキップをしつつテニス部の部室へと急いでた。




 -テニス部-


目の前にテニス部と書かれたドアがある。

 コンコンッ・・・

勝手にトキメキを膨らませながら、ノックする。



「・・・。」


しばらく待って、、、反応ナシ。


首を横に傾げてると、


「葵~?
 こんなトコで何してる?」


聞き覚えのある男性の声が後ろからした。





「?! わ、渡部先生?!///」


振り返ると、渡部先生が立ってた。

私の左手が握りしめてる紙を見つけ、


「あ~、入部希望?」


と、聞かれる。



「はっ、、はぃ。。」


渡部先生は、ニコっと笑って、


「オレ顧問だから、よろしくなっ。」


アタマに手を置きポンポンと叩いた。