「早く仕事終わらせる。だから待ってろ」


「うん」


龍矢がロールケーキを食べながら、デスクにつく。


「そうだ、美和」


「ん?」


「ありがとう」


「うん!」


龍矢が私を見て一瞬笑顔を見せると、仕事を再開させた。


バレンタイン、渡しに来てよかった。


「ああ、そうだ。寝るなら今のうちにな」


「へっ?」


「帰ったら寝かすつもりないから」


そう言って龍矢はニヤッと笑った。


Happy Valentine


みんなも、大切な人とバレンタインは一緒に過ごそう。





・・・END