日差しが少し照りつける。

今日は東高の学園祭。
朝から最終準備に追われた
莉亜は展示した写真をゆっくり
順番に見ていた。


祐也の撮った写真と莉亜の撮った
写真が横に並ぶ。


なんかそれだけでもすごく幸せな
気分だった。


「りぁあ〜」

由香と朱里が写真を見にきて
くれたのだ。


「ほっほぉ!うんうん。なかなか
いい写真じゃん!」


「っていうか写真まで二人で横に
並べちゃってラブラブすぎだよ」


莉亜は朱里の言葉に恥ずかしく
なたっけど

『ラブラブだよ』

って頬を赤くして言った。

展示場にもたくさんの人が見に
来てくれて無事学園祭も終わった


莉亜はまた明日からほぼ毎日
バイトの日々が始まる。


毎日みんなのように彼氏と手を
繋いで帰ることも莉亜にはでき
ない。バイトをしないと学校に
通えなくなる。祐也に会えなく
なる。だから頑張るしかない。


はぁ。嫌だな。少しの時間でも
祐也と一緒にいたい。
離れたくないよ・・・。