要の手が、そっとゆずの髪に触れた。


ゆずの体がピクリと震える。


ゆっくりと、ゆずが顔を上げる。


2人の視線が絡み合い―――


ゆっくりと唇が重なった。


最初は触れるだけのキス。


それを何度も繰り返し、やがてそれが深いものに変わり―――


「ゆず―――好きだよ」


耳元で囁かれたそれが合図になったかのように、そのまま2人は重なってベッドに倒れこんだのだった・・・・・