おい!


何遮ってんだよ!


「絆奈嬢、宜しくお願いします。」


「絆奈さん、明日は亜蓮に任せるわね。」


こんな空気の中で断れるわけがない。


「はい。」


見えたんだ。


私がはい、と答えた時。


あいつが勝ち誇った顔で笑ったこと。