「あっ、おかえりなさい」


「ただいま」


龍矢の唇が私の唇に触れる。


「早かったね」


「ああ、早く終わった。美和は、何してるんだ?」


「龍矢の誕生日ケーキ作ってたの」


「そうか」


「んっ・・・ちょっと」


急にキスをされて、龍矢の体を押し返す。


「ケーキよりお前が欲しいって言ったら?」


「まっ、まだダメ」


「まだってことは、あとからならいいんだな?」


龍矢がニヤッと笑う。


「あっ、そーゆーことじゃなくて・・・」


もー顔熱いよ~