決して避けられない現実。 そして、 目を背けてはいけない真実。 今、その扉が開く時がきたんだ。 「さて、行こうか」 「うん」 二階の私の部屋から果たしてどのように妖魔界へ行くのか? とても興味深いところではある。 すぅ~と一息を吸い込むと紅皇は、 あのペンダントを取出し何やら呪文を唱え始めた。 青白く光ったと思った瞬間、 再び目を開けた時には見たことのない世界が広がっていた。