チュン、チュン……



「――っん?」

朝……やばっ!!
宿題、小テストぉぉ~!!

「どうしよ。結局、何もやらずに寝てしまった……」

この眩しく照りつける光がこんなにむかついたことはない。



「やっぱり、『夢』じゃなかったんだ」



『しばらくここにいることにしたから。よろしくね!!』



床に寝ている彼を見つめてふとそんなことを思い出した。
それに確か私、机に向かってて――

今、ベットにいるってことは、



「ありがとう」



私は小さく呟いた。