保健室には養護の先生がいなくて、東上先生が手当をしてくれた。




「東上先生ありがとう。」




「飛鳥が困ってから助けただけ。」




私が困ってるのが分かったの?




「圭吾は飛鳥が好き、そんな圭吾を百合花が好きな訳だ。飛鳥は百合花の気持ちを知ってるから、圭吾に背負われるのを躊躇したってとこだな。」




やだ何で私の気持ちが分かるの?




「図星みたいだな。飛鳥は圭吾の事どう思ってるんだ?」




「え、圭吾の事は友達だよ。それ以上の気持ちは今もこの先もないよ。」




「飛鳥は恋愛した事あるのか?」




「ないかな?」




「なんだそれ、飛鳥恋愛しろよ。恋はいいもんだぞ。」




なんか東上先生のその笑顔ヤバいんだけど。