草を取っていたら、ミミズが出て来た。




叫び声を上げた私には、東上先生が近づいて来た。




「飛鳥大丈夫か?」




「大丈夫じゃありませんよ。ミミズがいたんです。」



もう半泣きです。




東上先生がこれかと言ってミミズを摘み私に見せた。



そのまま私は意識を手放した。




「おい飛鳥しっかりしろ!脅かして悪かったよ。」




気が付いた時は、保健室のベットの上だった。




私の顔をのぞく東上先生の顔があった。




「ごめん飛鳥、脅かすつもりはなくて、まさか気絶するほどミミズが嫌いだなんて思わなかったよ。」




本当にミミズは苦手なんだよね。




何度も謝る先生が可笑しくて笑ってしまう。




「飛鳥何で笑うんだよ。俺が真剣に謝ってるのに。」



東上先生はやっぱ可愛い。



東上先生を困らせたくなる。