帰宅しても堅は頭から翔のことが頭から離れなかった。




着替えもせずにベッドに横たわり、翔の身を案じた。




《まさか、悪い結果だったんかな》




翔のこと、翔の検査のこと、翔の行き先、翔に関わることで頭がいっぱいになる。




窓に目をやると、いつの間にか空は朝もやに包まれていた。