「桃叶。あんた…


もったいないよ。


せっかくかわいい顔しているのに…」



私なんか、かわいくないよ。

姉ちゃんは昔から美人でさ、オシャレで、


姉ちゃんの妹が、なんでこんなヤンキ−?って目で、みんなが見てた。


ある意味比べられたくなくて、こうなったような気もしなくもない。


「私も姉ちゃんみたいに、美人に生まれたかった」



姉ちゃんは私のお尻を、ぶったたいた。



「桃叶は自分で、わざと不細工にしているだけだよ!

全く!!

いつか私が、わからせてあげるから!!!」






姉ちゃんはなぜか、ぷんぷんしながら、自分の部屋に入っていった。