『殺しあってる姿を楽しんでいるなんて…くそぉ…』


相沢誠也は近くの木を蹴り飛ばした。


『奴らが何故この島を戦場に選んだのか…何故俺達をこの島に連れて来たのか…まだまだわからない事はたくさんあるが、奴らの管理施設がこの島内にある以上は、奴らに直接聞くのが1番手っ取り早い。最終的に生き残った一人に“自由”を与えられるなんて話しも怪しいからな…』


上山翔がそう言うと、相沢誠也は拳を握りしめた。


『管理施設を探そう。必ず管理施設を見つけて、真相を突き止めてやる』


相沢誠也は闘志を燃やした。


上山翔と相沢誠也の二人は、管理施設を探すために手を組み捜索を開始したのだった。