「さっきはごめんね」



「いただきます」と両手を合わせている私に弥生は優しく微笑んでいて


その笑顔がちょっと痛々しく思ったのは、さっき泣いてる姿を見たからで。



「弥生、私の前では無理しなくていいんだよ?」



やっぱり考えるより先に私の口から出た言葉に


弥生は・・・ポロっと涙を零した。



「わわわ!ごめんね!やっぱり私KYだね」



身を乗り出して前に座っている弥生に手を伸ばそうとするけど



「あは、ごめんね。真琴の言葉が嬉しくって」



今度はさっきと違っていつもの弥生の笑顔で。


なんとなく弥生の笑顔って落ち着くんだよなって思えて。



とりあえず、弥生が口を開くのをパフェを食べながら待っていた。





「さっきね」



パフェを半分食べ終えた頃、弥生は突然話し出した。


「職員室に用事があるから歩いてたの。そしたら前に他のクラスの女の子達が3人歩いてて」





その後の話に私は、食べていたパフェの存在を完全に忘れてしまった。


弥生の話は私の怒りに火を付けた。



絶対に許せない!!