少年は、背中に大きなリュックを背負っていた。

腰にはサーベルが着されている。


髪の色は金色、陽の光を浴びて輝いていた。

瞳は凛と澄んだアメジスト。

その瞳は今、少年の目の前にたたずむ、

天まで届くのではないかと疑うほど高い建物を見上げていた。

『The star KINGHTS Hospitalers headquarters -星騎士団本部-』

星騎士、と言う文字を見て、ぶるりと身震いをする。