目線を下げると、パカッと口を開けていた。


「杏がまさか……上とはね?」

「はうぅぅ…」

「あんなに、迫ってくるなんて…いつの間にエロくなった?」

「い…言わないで下さい」


耳まで真っ赤に染まってる。

そんな杏の1番感じるところに触れた。

昨夜のような…甘くて誘惑するような声を上げる。


「陸…っ……っ……んぁ……」

「杏…色っぽい」


杏の声に反応し、止まらなくなってしまい……


「…朝からなんて…ありえない」

「ここにありえたじゃねぇか。
あ――満足満足」


気が済むまで、抱いたあと…疲れて眠たそうな杏を引っ張り込み、一緒にシャワーを浴びた。

淋しげな表情の杏にキスをして、東雲へ送る。


次に会えるのは……2週間後。