「え……? 君はB・P専門学校の生徒か!」


 ようやくその事実に気づいた幸也は目の見開き、唖然として紗耶香を見る。


 ネコと冬我は、ワケがわからず二人を交互に見つめる。


これは偶然だろうか……?


 ようやく芽生えた、疑問の心。


 しかし、幸也は知らなかった。


 そのことで、すでに自分の父親がオルフェウスを疑い、動き始めていたことなんて……。