かれんちゃんが涙目で何度も頷くのを見て口元を緩めた。





・毎日“好き”と相手に伝えてなければいけない。



・伝えたら必ずキスをしなければならない。



・1日に3回以上キスしなければならない。



・自宅では必ず相手の膝に座らなければならない。



・外出の時は必ず手を繋ぐか腕を組まなければならない。



・恋人になった、3週間以内に同棲しなければならない。





以上の事を紙に書いて渡すと驚きながらも読んでくれた。





「かれんちゃんは出来るかな?僕はずっとかれんちゃんといたいから守るけど……。」


「で、出来ます。私も海斗さんとずっと一緒にいたいです。」


「いい子だね…。」





なんだか犯罪を犯してる気分になったけど、かれんちゃんはどうしても手離せない。





かれんちゃんと一緒にいれるならなんだってしてあげる。





紙に署名をし、印鑑はないから指に朱肉を付け印をお互い捺した。




この紙があってもなくてもかれんちゃんは僕のもの。





これは、僕達だけの特別なルール。





もう―――――誰にも触れさせない。