なんかついてないな…。
「はーる!!どした??」
ルンルン♪で駆け寄ってきたのは、
美夏だ。
「どした??じゃないよ~
もーほんと最悪。よりによって、
あれが隣だとはね…」
美夏がうらやましーわっ!
隣は拓海で話しやすそうだからさっ!
「え~いーじゃん!!本田君の隣♪
かなりかっこいいじゃん♥
うち、はると席変えてほしーい」
あぁ…イケメン大好きの美夏のこと
だから喜ぶとは思ってたけど…


「うち、本田君にメアド聞いてくる!!
はるも一緒行こっ」
はいはい。


ってえぇーーー
あれにメアド聞くのかい?!


気付いたときには、あれの目の前。
美夏、行動早っ

「本田君~メアド、交換しない?」
あれが顔あげた。
やっぱ、ちょー怖い…
「お前とは、やだね。」
・・・・・
美夏、落ち込んじゃったよ。
なんなのあいつ
もームカつくから、言ってやる。

「ちょっと、美夏が可哀想じゃん。
あんたなんなの??いくら、不良
だってね、人に言っていいことと
悪いことがあるんだから、
少しぐらい優しくしたって
いいじゃん!!」
あっ、やば…言い過ぎた…
「アド教えるのなんか俺の自由
だろ?!てめーに文句言われる
筋合いねぇーんだよ」
そーとー怒らせたっぽい…
あーあ…やっちゃった。

「おい、長谷。おまえ、放課後
教室残れ。一人でな!話がある」


…最悪じゃん。呼び出しとか…
今日は、どこまでついてないんだ
ろう…