朝は憂鬱だ。 学校に行かなきゃいけない。 皆、学校のどこが楽しいんだろう。 たぶん猿山の猿たちにしか分からないものだ。 動物園でキーキー鳴く猿を見ても楽しくない。 うっとうしいだけだ。 私は勉強机に置いてあった紙をぐしゃぐしゃ丸めて捨てる。 私たちは飼育員(教師)に躍らされている猿(生徒)にすぎない。