こういう時間ってドキドキするな…。


昨日から冬休みに入ったから、会うのは1日ぶり。


早く由優に会いてぇな…。

なかなか進まない時計の針に恨めしさを感じていると…


『あ〜!!理緒君だぁ!』

後ろから聞こえてきた、やけに明るい女の声に、俺はため息がこぼれた。


もちろん、由優じゃないことは確かだ。