ケータイ小説 野いちご

社長のご指名

白衣を着たダンディーな男性が、ため息をつき顔を歪ます。





向かいに座る私は話に参加はせずただボーとしながら聞いていた。




私の隣に座る女性、当時のマネージャーが反論する。





日に日に窶れていく私を見たマネージャーに仕事の合間、病院に連れて行かれた。





診断結果は拒食症だった。





モデルと言う仕事をしている人には珍しくなかった。





44キロだった体重は32キロまで落ちていた。





自分の腕や足を見ると骨が浮き出ていて気持ち悪かった。





医者が言うには、暫く仕事を休み体重が戻るまでリハビリをしたほうがいいらしい。





けど、マネージャーは仕事を休むと言う事が許せないと言った。





今日だってすぐに仕事に戻らなければならない。





明日も明後日も仕事、仕事。





「休みなんてとんでもないわっ。アキはスーパーモデルなのよ。どれだけ損害が出るか知らないからあんな事言えるのよ。」





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