ケータイ小説 野いちご

幼なじみなんてッ!〜近くて遠いアイ・ラブ・ユー〜

first*LOVE
幼なじみのあたし-花音Side



「よっ。」



朝から玄関にもたれかかって待っているこいつ



伊沢棗 [いざわなつめ]



同じ高校に通っている、高校3年生



伊沢グループの御曹司で、あたしの幼なじみ。



「毎朝暇だね?車で送ってもらえばいいのに。」



あぁ―……


また可愛くないことを言ってしまった



もう癖としか言い様がないな……


「車で登下校してたら、体がなまっちまうだろ。」



「は?」


「一人で行くのも暇だし、遅刻の常習犯のお前でも、一緒に連れて行ってやろっかなぁ―と。」



憎たらしい笑顔を見せてくる


「別に待ってて。なんて頼んだ覚えはないんだけど。」



そんな棗に、やっぱり素直になれないあたし。



相村花音 [あいむらかのん]




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