「失礼します。モデルさんはステージ裏にお願いします。」





他のモデル達も次々と移動して行き、私達もステージ裏に移動する。





ステージ裏では、スタッフさん達が忙しなく動き回っている。





「雪菜はキュートでしょ。最初の方なんだから前に行ってたら?」





わかったと言って人をかき分け雪菜は前に行った。





「モデルさん達は自分が登場するランウェイ番号の裏に移動して下さい。キュートのモデルさんから順にお願いします。」





雪菜はキュートの5番目で3のランウェイ。





紫穂はセクシーの3番目で4のランウェイ。





私はグラマラスの7番目で2のランウェイ裏に移動した。





ステージ裏まで観客の声が聞こえる。





ドキドキしてきた……。





久しぶりの感覚に手の平が汗ばむし、足がすくみそう。





アップテンポの曲が流れ始め、MCも登場した。