腰に携えていた両刃の剣を引き抜く

木漏れ日に反射し、銀色の刃が煌めく

飛び上がったせんが敵と交差する


キンッという乾いた金属音が何度も響き

敵はゆうやたちの目の前

せんは敵の背後に着地した


同時に
8人全員白目になり前のめりに倒れた

口から泡を吹き
微弱に悶えていた


「はい、終わったぁ終わったぁ~!」

剣を鞘に納め締まった表情だった顔が急に緩くなった。


「おぉ~!やるじゃんせん!全員みねうちか~。」

「えへへ~、せんだって、やる時はやるんだよぉ~。」


「ただもうちょっと笑い成分欲しかったな。お前も神も本気じゃん。」


「たまには真面目なとこも見せないと!」










ヒソヒソ…
「明らかにせん、すごいよな…」

ヒソヒソ…
「確か一緒にゆうやさんのハイスペックに文句言ってましたよね…?」