《モンスター『ズライム』が現れた!》


「やぁん!青のぷよぷよがカツラかぶってる!かわい~!」

「…かわいい…」




「………きもいよな?あれ…」

「あぁ。きもい。…いや、ほら。女の子って大抵のものにはかわい~って言うじゃん?」

「どうやらあれはかわい~って言ってる自分がかわい~!ってらしいぞ?」


「ちょっとそこうるさい!早く倒すよ~!」


「はいはい、せん?どいてな。」

「へ?」


《ゆうやは爆雷を落とした!》

《ズライムは活躍も無く砕け散った》

《戦闘に勝利した!》


「はい終わり。はぁ~ダル…」


「………へ?うそ?」

「一瞬で倒した?」

「爆雷って…最上級魔法ですよ…?」


「だから俺勇者だっての…ちゃんと勇者適性試験をぶっちぎりトップで合格。魔法・体術・戦計全てを極めた存在だぞ?」


……なんか納得いきません!!(一同)


「え?じゃあもともとめちゃめちゃ強いわけ!?」

「私たちを連れてくる必要…あったんですか…?」

「お前普通キャラ的に弱いもんだろうが!」


「いや、そんなこと言われても…」