怜人が交通事故に遭った。


その知らせを怜人の高校2年生の弟さんから受けた。


幸いにも右足骨折だけで済んだみたい。


お見舞いにと、怜人の部屋に行った。


ドアを開けてると怜人がゆっくり私を見た。


『誰、あんた』


冷たい瞳をしながらそう呟いた。