「お母さん・・・私なんで寝てるの?」


「あんた何も覚えてないの?
あなたずぶ濡れになって高熱を出したのよ。

それで真樹君が家まで
運んでくれたんじゃない。」


「そうなんだ・・・」


真樹が公園に来て話をしたのまでは
憶えてるんだけど、
その後のことが記憶にない。


「あんた、もう丸半日寝てるわよ。」


えっ!? そんなに?


「しかし、びっくりしたわ。
真樹くんが真菜をおぶって帰ってきたとき。」


「えっ!?」


「あの体で真菜をおぶるなんて。
なかなか根性あるじゃない。」


えっ!? そこ?


体の心配じゃなくて?