憂梨ちゃんは藍梨ちゃんが待ってるからと部屋を出て行った。





後、数十分は出れないから荷物の整理をする事にした。





私と紗衣の洋服をクローゼットに入れたり、おもちゃを手の届くところに置いたりと。





携帯を開き、時間を見ようとしたのに目に飛び込んで来たのは画面に映るメールと着信のアイコンだった。





着信は23件、メールは12件。





着信を見てみると、社長と萩原さん、モデル仲間に紫穂、実家。





メールも社長にモデル仲間に紫穂。





どちらも殆ど紫穂からだった。





メールの内容を見てると着信に画面が変わる。





勿論、紫穂から。





「もしもし?」


『やっと出たぁ!何度電話しても出ないから心配したよ〜。』


「ごめん、ごめん。梨珠さんと話してたの。」


『そうだったの。まぁいいや。ところで、テレビ見た?』


「見てないよ。」