帰路の途中に、

小さな公園がある。




「誰や?」




街灯の明かりが

僕の目に

小さな人影を映した。




道路の向こう側の
公園の入り口。


左右を見ないで道路を渡る

だんだんとハッキリしてくる

人影に驚いた。















そこには、

白いワンピースを着た

女の子が

傘も差さずに

ベンチに座っていたからだ。