「これから先、気をつけてね。
大切な人を失いたくなかった。
自分をちゃんと持って。」


「は、はい・・・」


俺は理解しないまま頷いた。
けど、言われたことで
考えなくちゃと思った。


「真菜をよろしくね。」


「はい。」


あれ!?


俺、何を返事してんだ?


まだ付き合ってもいないのに・・・


千春さんが忠告してくれたことが
この後に起こるなんて・・・

まだ俺は知る由も無かった。