怜人との出会いは大学の入学式。


息をするのを忘れるくらいのかっこよさに皆が怜人に注目した。


私もその中の一人。


整った顔立ち、筋肉質だけど線の細い身体。


キラキラと輝く金色の髪。


怜人の全てが輝いていた。


それに――…………

怜人はこの辺りで有名な大きな病院の跡取り息子。


モテる要素を全部兼ね備えていた。


だけど瞳はいつも冷たかった。