「どこ行くんだよ？」
「あたしは今日からマネージャーになったの。勿論仕事よ！」
「誰のマネージャーかも分かんねーのに？」
「うるさ―――」
…おかしい、やっぱりおかしい。
貞永はあたしの事を知りすぎてる。
もしかして…！！
「アンタ…あたしのストーカー？」
「バカか、オメーの頭は一体どうなってんだ！」
あたしの予想は大きく外れ、貞永は珍しく慌てている。
…そんなにあたしのストーカーと思われる事が嫌だったのか、コイツは。
何だか違う意味でイライラしてきたあたしを、コイツは更にイライラさせてくる事となる。
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