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甘いキスをかわし、あたしは自分の部屋に戻ってきた。
さっきまで淨弥と触れ合っていた唇はまだ熱く、淨弥の温もりを感じられそうだった。
「……あたしのこと、…どう思ってるんだろう…」
ベットの上でごろごろしながら、あたしは考えた。
『…誰にも渡さない…』
『たとえ……ヒロだとしても……』
よく分からない。
宇津井、なんでそこで登場したん?
渡さない、って言葉。
思い出すだけでドキドキして、心臓がやばいよ。
「……淨弥……」
……淨弥はあたしのこと、……好きなの?
それとも………
あたしはその夜、なかなか寝付けられなかった。