「……あぁ」

淨弥君も笑った。





二人だけの名前。
二人だけの秘密。



心がむずかゆくて、
ドキドキが止まらなかった。




淨弥君はどういう気持ちで、あたしに言ったのかは分からない。


ただのからかいかもしれない。

ただ星に名前をつけたかっただけかもしれない。



……だけど、
あたしは
嬉しくて。

二人の距離が
縮まった気がした。



そして…

気持ちの名前を
やっと知れた。



出会って、まだほんの少ししか経ってないけど、

あたしは


クールで、カッコよくて。
実は照れ屋さんな淨弥君を、



……好きになったんだ。