「もう分かったよぉ…

じゃあ、響太お願いね?」





「あぁ。まかせろ。

実加だけの身体じゃないんだから、無理すんなよ?」








今、私のお腹には一つの命が宿っている。


もうすぐ生まれてくる響太と私の2人目の子供。




「ママ!!転ばないように、手繋いであげるね?」


凛の言葉に嬉しさが込み上げる。



「ありがと、凛。
凛は優しいね♪」



2人でソファに座ると、私の大きいお腹をナデナデする凛。



「だってね、凛はお姉ちゃんになるんだもん。

早く生まれてこないかなぁ♪」



「もうすぐ会えるよ♪」





凛は嬉しそうに笑ったので私も笑顔になった。