淨弥君はなんでそんな平気で笑えるんだっ。

あたしゃ気にして気にして仕方ないのにっ。


……もしかして、
女として全然意識されてないからっ?!


それはショックだわぁー……。


「淨弥どうしたの?なんで笑ってんだ?」

淨弥君の隣に腰かけた宇津井が淨弥君に聞く。


すると淨弥君はすぐ無愛想な表情に戻り、

「………別に」

と答えたのだ。



さっきの笑顔は、一体なんだ???

まさか…


あたしだけに−−

…なんて!
キャーーっ!!


ってまぁそんな訳ないか。


期待しすぎんなっあたしっ!!



「はーいみんなおはよっ。今日もいい天気だね」

エンジェルスマイルの佐田先生。


「椎榎さん昨日はよく眠れた?」

先生はあたしの肩に手を置き、後ろから顔を覗かせる。


「えっ!あ、はいっ」

あのー…
先生、顔近いですよ……。