はあー…
あたしってなんで素直になれないんだろ。
本当は隣行きたかったのになー…
こんなことを思っていると裕が来た。
「ねえ、実優ちゃん。ちょっと一緒にコンビニ行かない?」
今度は素直に言わなきゃ。
「裕さんとですか?行きたいです」
いっ…言えたあ…
「じゃあ行こうか。」
裕とコンビニに行くまでの道。
あたしは質問攻めされた。
「実優ちゃんて彼氏いんの?」
「いないですよー」
「じゃあ過去の男の数は?」
「2人ですかね。」
「付き合った経験あるのか」
裕は小声で言った。
「え?なんですか?」
「なんでもないよ!こっちの話。」
「そーですか?あ、じゃあ裕さんは「裕でいい。」」
え、呼び捨て!?!?!?
「ああああの!ゆ…裕…は彼女いるんですか?」
「何々ー?俺に興味わいちゃった?」
「聞いてみただけですよー」
あたしは軽く流した。