何とか助け上げる事ができた。

ようやく安心したのだろうか。

その時になって初めて。

「…はぁ…はぁ…もっと早く助けてよね、恭一」

「あ…あれ!?」

俺はその少女が、二宮ハルカである事に気づいた。