ケータイ小説 野いちご

Dangereuses tower

駅前へと、大した目的もなく進んでいく。

進めば進むほど、人の流れが滞ってくるのは何故だろう。

そんな疑問も、すぐに解決される事となる。

「最後尾こちらでーす!元旦オープンしたばかりの『アミューズメントタワー』こちらでーす!」

黄色い声が寒空に響く。

どうやら知らないうちに、何かの行列に紛れ込んでしまっていたらしい。

そういえばと、行列の先にある巨大な建造物に目をやった。

アミューズメントタワー。

新年早々にオープンした、複合アミューズメント施設。

カラオケ、ボーリング場、ダーツバー、ゲームセンターは勿論、宿泊施設、レストラン、プール、展望台、映画館、人工スキー場まであるという超大型施設だった。


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