「はぁー…」
大きな溜息と一緒に、あたしを強く抱きしめてくる。
「ちょ…」
「もうちょい待って」
あと少しだけ
そういいながらぎゅっと抱きしめてくるその姿に、きゅんって胸がなった。
これはそういうこと。
きゅーっとなって
きゅんっとなる。
それは恋の始まり信号。
あたしは琉架を好きなんだってことだよね?
そこには嘘をついて人を喜ばせる、
何とも悪逆無道な詐欺師がいました。
好きな子の前では嘘どころか余裕のカケラもなく
真っ赤な顔をみせる、そんな詐欺師がいました。
†完†
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